『サステナブル資本主義 5%の「考える消費」が社会を変える』
村上 誠典 著 | 祥伝社 | 240p | 1,760円(税込)


序.持続可能な社会が簡単ではない理由
1.世界的なカネ余りを生む資本主義の限界
2.借金まみれの(株)地球。資本主義を再定義する
3.投資家マインドの消費が未来をつくる
4.資本主義が抱える七つの課題
5.日本は世界のリーダーになれる


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

サステナビリティ(持続可能性)と既存の資本主義は両立できるのか――地球と人類の未来に関わるこのテーマについて、さまざまな議論がなされている。
その中でも注目に値するのが、一人ひとりの消費を「考える消費」に変えることで、新たな「サステナブル資本主義」へと移行できるとする論説だ。

本書では、「投資家マインドを持った考える消費者」による消費行動を軸に持続可能な社会を実現する経済システムを「サステナブル資本主義」と名付け、それがどのようなものか、なぜ既存の資本主義から移行すべきなのかを詳しく論じている。
「投資家マインドを持つ消費」とは、現在の価値基準だけでなく未来への投資的視点を持って、この消費がいくらの価値を持ちうるのかを考えることを指す。EV(電気自動車)を主力に世界有数の時価総額を有するまでになったTeslaは、創業当初の少数のユーザーによる「考える消費」が成長に寄与したのだという。今、必要なのは投資資金ではなく未来につながる市場を生み出すことだ。

著者は、シニフィアン株式会社共同代表。東京大学・宇宙科学研究所(現JAXA)を経て、ゴールドマン・サックス証券に入社。2017年にシニフィアンを創業し、200億円の独立系グロースキャピタルを通じたスタートアップ投資や経営支援、上場/未上場の成長企業向けのアドバイザリーを行っている。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2021年12月1日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら