『呼吸の科学』
-いのちを支える驚きのメカニズム
石田 浩司 著 | 講談社(講談社ブルーバックス) | 296p | 1,210円(税込)


1.「呼吸」する時、体ではなにが起きているのか?
2.体に酸素はなぜ必要なのか
3.持久運動での呼吸の動態とメカニズム
4.スポーツと呼吸のいい関係
5.呼吸と「こころ・からだ」のいい関係


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

新型コロナウイルスのパンデミック時に、呼吸不全や酸素不足に苦しむ感染者の様子が大きく報道され、肺など呼吸器官に関心が集まったことがあった。
言うまでもなく「呼吸」は生命維持に欠かせない大切なものだ。だが普段は意識せずに行うため、呼吸の仕組みについて知っていることはそう多くないだろう。

本書では、呼吸器の名称やその働き、呼吸時に起きている体内の様子、呼吸法の効用など呼吸全般について、実験データや論文といった科学的な根拠に基づいて多角的に解説。
呼吸を成り立たせているのは「肺」ではなく「呼吸筋」と呼ばれる筋肉であることや、腹式呼吸がストレスを軽減するといった事実を述べ、呼吸が生命維持のみならず、人間の様々なパフォーマンスに影響を与えていることを伝えている。

著者は名古屋大学総合保健体育科学センター教授、同大学大学院医学系研究科教授。運動生理学を専門とし、人の運動時の呼吸について研究を進める傍ら、学生にバドミントンやテニスを教えている。


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