『農業フロンティア』
-越境するネクストファーマーズ
川内 イオ 著 | 文藝春秋(文春新書) | 288p | 968円(税込)


1.東大発NASA経由 やさいバスとロボットで「境界」を溶かす
2.素人集団で売り上げ1億円超へ トマトで拡げるダイバーシティ
3.ブータンからのラブコール 養鶏から始まる「美しい村づくり」
4.ロシア生まれのスーパーイエバエで食糧危機に立ち向かう
5.曾祖母の言葉を胸にバラ農家に 食用から多機能スプレーまで
6.小松菜農園を継いだネパール人仏画師が故郷でも新事業
7.民俗学者が掘り起こした「1本5,000円の蓮根」のニーズ
8.「世界一おいしい」カンボジア胡椒を復活させた男
9.海外からインターンと観光客が殺到する「お茶ツーリズム」
10.フランスの天才醸造家が佐渡島で挑む独創的なワイン造り


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

国内の農業は、高齢化、後継者不足、賃金水準の低さなど、さまざまな問題が指摘される。生産、販売、流通などにおいて時代に合わない部分も出てきている印象もある。
しかし、問題が多いということは、改善できる点が多いということでもある。実際に、新たなアイデアで農業に挑戦する人々は、次々と出てきているようだ。

本書は、職業、世代、国境など、さまざまな「境界」を越えて、農業に大胆かつユニークな取り組みで挑戦する11人を取材し、レポートしたもの。
性別や国籍、職種など多様なバックグラウンドを持つ人々が、それぞれの知識や思い、アイデアをもって、農業のフロンティアを切り拓いている。

著者は1979年生まれ。広告代理店勤務を経て2003年よりフリーライターとして活動。「規格外の稀な人」を追う稀人(まれびと)ハンターとして全国を巡り、多数のメディアに寄稿する。なお、ダイジェストでは、やさいバスで地域経済の循環に取り組む加藤百合子氏、カンボジア胡椒を復活させた倉田浩伸氏の2人を取り上げた。


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