『中国におけるサービスの新潮流』
-新型インフラと未来社会のためのサービスルール
新服務時代:新服務、新基建、未来社会的服務法則
李 楽飛 著 | 中信出版社 | 268p


1.あらゆる所にあるサービス
2.最も複雑なサービス
3.ネットワークの視点
4.リソースの視点
5.需要の視点
6.文化の視点
7.サービス設計とイノベーション原理
8.サービスイノベーションの経典的ツール
9.SERVINOメソッド
10.平行サービス
11.サービスイノベーションと未来の生活


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

偽造やコピー、虚偽情報の提示などが広がり、顧客を騙すこともいとわず利益を得ようとする風潮があった中国。他ならぬ中国人自身が自国の商品やサービスを信用していないとも言われてきた。
だが、モラルが上がってきた最近の中国の消費者の支持を得るために、単に利益を追求するだけでなく、企業の社会的責任や顧客ファーストの姿勢をアメリカなどから学ぼうという姿勢が広がりつつあるようだ。

未邦訳の中国書籍である本書では、サービスの運営・管理を研究する著者が、中国および欧米におけるサービスの潮流を俯瞰しながら、企業の社会的責任から付加価値を生むサービスイノベーションまで解説し、中国企業を啓蒙している。
本書の内容は、日本やアメリカから見るとやはりまだ遅れていると感じさせる点もある。それでも、示されている中国企業やサービスの事例からは、進歩的な考え方をもった企業、サービスが生まれていることが見て取れる。著者は、そういった新たなサービス的視点を、中国政府が重点的に投資する「新型インフラ」に組み合わせて開発すべきだと主張している。

著者は、清華大学産業工学科副学科長、複合システム工学研究センター副センター長。システム工学、物流計画・管理、サービス運営・管理などを主な研究領域としている。


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