『左遷社長の逆襲』
-ダメ子会社から宇宙企業へ、キヤノン電子・変革と再生の全記録
酒巻 久 著 | 朝日新聞出版 | 262p | 1,760円(税込)


序.左遷
1.残す人を見極める
  ――1年目にまずやるべきこと
2.利益が出る組織に作り変える
  ――2年目からは一気に改革を進める(1)
3.強みを見極め、自ら動く社員に変える仕掛けを作る
  ――2年目からは一気に改革を進める(2)
4.宇宙への挑戦
5.宇宙ビジネス始動


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

宇宙開発を民間企業が担う時代になった。イーロン・マスク氏率いるスペースXやアマゾンのジェフ・ベゾス氏率いるブルー・オリジンなどが話題だが、日本にも、脈々と築き上げてきた技術力によって、電機メーカーから宇宙ビジネスに進出し、飛躍しようとしている企業がある。
キヤノン子会社のキヤノン電子だ。

本書は、キヤノン常務だった著者が、1999年に実質赤字経営であったキヤノン電子社長に「左遷」されて以降、同社を立て直し、宇宙事業に参入して挑戦を続ける現在までの軌跡をまとめている。
著者は、キヤノン電子を世界でトップレベルの高収益企業にすることを目指し、そのために時間、生産スペース、不良などのすべてを半分にする「TSS2分の1」を打ち出してムダを削減。そこから生まれた資金をコア技術に投入して技術力を磨き、宇宙事業参入を果たした。

著者は、キヤノン電子株式会社代表取締役会長。1940年、栃木県生まれ。67年にキヤノンに入社し、研究開発部門に配属。96年常務取締役生産本部長。99年3月よりキヤノン電子社長に就任。2021年3月より現職。なお本書は、ものづくりの醍醐味は多くの人との協業にあることを伝える意図から、三人称で著されている。


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