『東京スリバチ街歩き』
皆川 典久 著 | イースト・プレス(イースト新書Q) | 200p | 968円(税込)


0.スリバチ状の谷こそ、東京を知るキーワード?
1.坂の下の街のものがたり 戸越銀座
2.凹凸地形が育む街の個性 赤羽
コラム1 東京スリバチ学会誕生秘話
3.光に満ちた坂下の街 麻布十番
4.アートやB級グルメだけじゃない?! 江古田
コラム2 『ブラタモリ』人気の秘密
5.自由という名のもとに地形と呼応する街 自由が丘
6.路線バスで渋谷の凹凸地形を堪能する 代官山・渋谷
コラム3 二つの世界を行き来する? ワーク・ライフ・バランスのすすめ
7.地形マニアと鉄オタの湘南モノレール乗車体験記 前編
8.地形マニアと鉄オタの湘南モノレール乗車体験記 後編
コラム4 東京の新名所! 高低差を活かした建築の魅力


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

人気テレビ番組『ブラタモリ』の影響もあり、「街歩き」の愛好者が増えているようだ。コロナ禍で遠出が控えられる昨今において、感染対策をしながら近場で気軽に楽しめる娯楽としても注目される。
「思いがけない小さな発見」に満ちた街歩きは、ビジネスアイデア創出にもつながるかもしれない。

本書は、実は東京に多く存在する、谷間や窪地といった「スリバチ状」の地形に着目し、それらの土地に形成された街の特徴や魅力を、実際に訪れることで発見した記録であり、街歩きのガイドブックでもある。
19年前に「東京スリバチ学会」という趣味の会を作り、都内や近郊のスリバチ状の街を巡り歩いてきた著者。凹凸が激しく坂が多い東京都心部「山の手」と呼ばれるエリアには、江戸時代から地形に沿って町割り(都市計画)が行われた歴史があり、それが現代の街の文化やその魅力を形成したのだという。

著者は東京スリバチ学会会長。建設会社の設計部に勤務し、建築設計、インテリア設計を手がける傍ら、2003年にランドスケープ・アーキテクトの石川初氏と東京スリバチ学会を設立。谷地形に着目したフィールドワークを続けている。


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