『韓国エンタメはなぜ世界で成功したのか』
菅野 朋子 著 | 文藝春秋(文春新書) | 264p | 1,045円(税込)


1.「グローバル韓流」のはじまり
2.デジタル化の波に乗る
3.なぜ韓国ドラマが人気なのか
4.K‐POP界のキーマン
5.韓国エンタメの次世代戦略
6.アンタッチャブルになった韓流スターたち
7.悪質リプライと女性嫌悪に苦悩する女性スターたち
8.大きくなる韓流スターの政治的影響と「ブラックリスト」
9.韓国における日本のエンタメの現実


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2020年8月、韓国発のポップグループBTSの楽曲が、米国でもっとも権威のある音楽チャート、ビルボードHOT100で第1位を獲得。非英語圏のアーティストとしては、坂本九の「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」以来57年ぶりの快挙として、世界を驚かせた。
なぜBTSは世界中で人気になれたのだろうか。

本書では、音楽、映画、ドラマなど、近年世界から注目を集めるようになった韓国発のエンタテインメント産業の歴史を辿り、その実態を描きながら、その世界での成功要因を探っている。
韓国エンタメについては、BTSを筆頭とする、いわゆるK-POPの世界進出、2020年の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』のカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)およびアカデミー賞四冠、Netflixのドラマ『愛の不時着』『イカゲーム』のヒットなど話題に事欠かない。その成功要因の一つにSNSの活用があり、プラットフォーム戦略まで見え隠れしているようだ。

著者はジャーナリスト。出版社勤務、「週刊文春」記者を経てフリーに。著書に『ソニーはなぜサムスンに抜かれたのか』『好きになってはいけない国。』(ともに文藝春秋)などがある。ソウル在住。


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