『音楽する脳』
-天才たちの創造性と超絶技巧の科学
大黒 達也 著 | 朝日新聞出版(朝日新書) | 258p | 891円(税込)


1.音楽と数学の不思議な関係
2.宇宙の音楽、脳の音楽
3.創造的な音楽はいかにして作られるか
4.演奏家たちの超絶技巧の秘密
5.音楽を聴くと頭がよくなる?


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

音楽をまったく耳にしないで生活する人はほとんどいないだろう。音楽ファンでなくとも、商店や飲食店のBGMなど、意識せずとも音楽が耳に入る機会があるはずだ。
人類は、太古から、そして世界のあらゆる場所で、音楽とともに暮らしてきた。では、なぜ人は音楽を楽しみ、感動することができるのだろうか? 

本書では、音楽と脳の関係に焦点を当て、著者自身のものを含む最新研究の成果を紹介。音楽を聴く時や、作曲、演奏の際に人間の脳で何が起こっているのかを、クラシック音楽の作曲家や演奏家の例を挙げながら解説している。
人間の脳には「統計学習」という、物事が起きる確率や「不確実性」を無意識、潜在的に自動計算する機能が備わっており、それが音楽を聴く感性や創造性にも深く関わっているのだという。

著者は東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構特任助教。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学勤務などを経て現職。専門は音楽の神経科学と計算論。現代音楽の制作にも取り組む。


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