『コミューター婚と米国社会』
-変化し続ける世界における、新しい「家族のかたち」
Commuter Spouses: New Families in a Changing World
Danielle J. Lindemann 著 | ILR Press | 198p


1.離れていながら一緒に
2.バーチャルでともに過ごす
3.誰の決断でもない
4.「夫の靴を拾わなくていい」
5.コミューター婚で得をするのは誰か?
6.「しかし、彼らは幸せなのだろうか?」


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

働き方や生き方が多様化し、未婚率の上昇、核家族化など、結婚や家族のあり方が大きく変化している現代。そんな中、米国で注目されつつある結婚形態がある。日本では「通い婚」とも称される「コミューター婚」だ。
各自のキャリアを追求すべく、あえて別居を選ぶ夫婦はどんな考え方をしているのだろうか。

未邦訳の米国書籍である本書では、独自の調査やこれまでの研究成果をもとに、「コミューター婚」の実態や、それを実践するカップルの思考や価値観を明らかにしながら、米国社会の構造や文化、労働観や結婚観などの変化を考察している。
現代におけるコミューター婚の実践者たちの多くは、「離れていながら、一緒に」という感覚を共有しつつ、感情面や実務面で相互につながる関係性を構築することで、キャリアと結婚をうまく両立させているようだ。

著者のダニエル・J・リンドマン氏は、米国リーハイ大学社会学部准教授。キャリア形成とジェンダー、家族との関わりを主な研究分野としている。キャリア上の理由により、2年間のコミューター婚を経験した。


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