『VUCAの時代に自然界に学ぶ知恵』
What Would Nature Do?: A Guide for Our Uncertain Times
Ruth DeFries 著 | Columbia University Press | 264p


1.再び「ドラゴン」のいる時代へ
2.クラッシュからの復活
3.賭けに対するヘッジ
4.ネットワークに気をつける
5.万能の解決策はない
6.再生のサイクル


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

先行き不透明で複雑、あいまいなVUCA時代と言われるようになって久しい。グローバル化によりパンデミックや紛争などが即座に人類全体に影響を及ぼすようになった今、私たちは持続可能性を担保するアプローチを見つけていかなければならないだろう。
そのヒントを「自然界」に求めてはどうだろうか。

未邦訳の米国書籍である本書は、進化の過程で自然界の動植物が備えてきたさまざまな生存戦略や危機管理などのアプローチについて、社会学、組織論といった幅広い研究成果と関連づけながら紹介。
システムが突然不安定に陥った際に制御不能とならないよう「サーキットブレーカー」を設けておくことや、ボトムアップの自律的管理の有効性などを、豊富な事例を挙げつつ論じている。

著者のルース・デフリーズ氏は、コロンビア大学生態学・進化学・環境生物学部教授。持続可能な開発に関する研究を専門とし、米国科学アカデミーのメンバーでもある。


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