『オウムアムアは地球人を見たか?』
-異星文明との遭遇
アヴィ・ローブ 著 | 松井 信彦 訳 | 早川書房 | 288p | 2,750円(税込)


1.斥候
2.農園
3.アノマリー
4.スターチップ
5.ライトセイル仮説
6.貝殻とブイ
7.子どもから学ぶ
8.広大
9.フィルター
10.宇宙考古学
11.オウムアムアの賭け
12.種(たね)
13.特異点


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2017年10月、初めて太陽系内を通過する恒星間天体(恒星などの天体に重力的に束縛されない天体)が観測されたという発表があった。
その後「オウムアムア」と名づけられたその天体は数々の特異な特徴を持ち、科学者たちを驚かせたが、特に、ある世界的な天体物理学者が唱えた大胆な仮説が話題となった。

ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルなどでベストセラーになった話題の書である本書では、その世界的天体物理学者が、オウムアムアの正体に関する仮説に至るまでの、証拠と論理を積み重ねた過程を、著者自身のキャリアや宇宙観などを混じえながら詳説している。
その仮説とは、オウムアムアが細長い葉巻、あるいは薄いパンケーキのような形状をしていること、太陽の重力の影響に上乗せした推進力を持っていることなどから、この宇宙を漂う物体を「地球外文明のテクノロジーによる高度な装置の残骸」とするものである。

著者はハーバード大学教授で、2011年から2020年まで天文学科長を務める。ハーバード大学ブラックホール・イニシアチブ創設者兼所長。ハーバード・スミソニアン天体物理学センター理論計算研究所所長。またブレイクスルー・スターショット計画委員長、米国アカデミー物理学および天文学委員会の委員長を務めている。


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