『東南アジア スタートアップ大躍進の秘密』
中野 貴司/鈴木 淳 著 | 日本経済新聞出版(日経プレミアシリーズ) | 280p | 990円(税込)


序.スタートアップが担う東南アジアの成長
1.グラブ ―創業10年で米国に上場
2.シー ―「東南アジアのアマゾン」の実力
3.ゴジェック ―社会を変えて「インドネシアの誇り」に
4.トコペディア ―大型統合で「GoTo」が誕生
5.巨艦ファンド・テマセク、ソフトバンクグループ
6.起業を促すエコシステム
7.3強に続く各国のスタートアップ
8.財閥第3世代が秘める可能性
9.米中のはざまで


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

世界の中でスタートアップが多い国や地域といえば、米国と中国を挙げる人が多いだろう。この2国を追い上げるのが、シンガポール、インドネシア、ベトナムなどの東南アジア諸国だ。
とくに日常生活に必要な多様な機能を集約したスーパーアプリを手がけるグラブ、シー、GoToという「3強」が注目を集めている。

本書は、東南アジアのスタートアップ事情をリポート。これら3社をはじめとする東南アジア諸国のスタートアップのビジネスモデルや設立の経緯、ベンチャーキャピタルや日本企業などの投資、大学や政府のバックアップなどを詳説し、なぜこの地域でスタートアップが育つのかを明らかにしている。
「3強」の一角をなすシンガポールを本拠とするシーは、ゲーム、ネット通販、金融を主要な事業とし、地域のニーズに応える巧みなサイト設計やマーケティング戦略で、サイトの訪問者数が東南アジア主要6カ国すべてで首位になり、中南米に進出するなどの成功を収めた。

著者の中野貴司氏は日本経済新聞シンガポール支局長兼クアラルンプール支局長で、日経BP日経ビジネス編集部などを経て2017年から現職。鈴木淳氏は日本経済新聞社Nikkei Asiaデスク(前ジャカルタ支局長)。


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