『OPEN』
-「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る
ヨハン・ノルベリ 著 | 山形 浩生/森本 正史 訳 | NewsPicksパブリッシング | 488p | 2,640円(税込)


1.オープンな交流
2.オープンな門戸
3.オープンな精神
4.オープンな社会
5.「ヤツら」と「オレたち」
6.ゼロサム
7.将来への不安
8.戦うか、逃げるか
9.オープンかクローズドか?


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

インターネットで世界がつながり、グローバルなサプライチェーンが張り巡らされるなど、個人から国家レベルまで、現代はかつてないほどの「オープン」な時代だ。
だが一方で、エコーチェンバーの同意見の中にこもったり、自国中心主義や移民排斥など「クローズ」な状況も目立つ。どういうことなのか。

本書では、自由貿易、移民、思想の自由、活発なコミュニケーションなどによる「オープン性」こそが人類の進歩を可能にしたと主張。世界の歴史をひもときながらそれを検証するとともに、なぜオープン性が脅かされ、争いや排斥が起きるのかを進化心理学などをもとに明らかにしている。
人類は進化の過程で、集団の内部で協力し合うことで外部の敵や獲物を打ち負かせることを学び、それが本能に刻み込まれた。そのおかげで、現代でも内と外を区別し、移民排斥や自国中心主義に陥る傾向も出てきているのだという。

著者は1973年スウェーデン、ストックホルム生まれの歴史学者。米ワシントンDC拠点のシンクタンク、ケイトー研究所シニアフェロー。著書に『進歩:人類の未来が明るい10の理由』(晶文社)などがある。


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