『キリンを作った男』
-マーケティングの天才・前田仁の生涯
永井 隆 著 | プレジデント社 | 320p | 1,980円(税込)


1.打倒「ラガー」極秘作戦
2.大いなる助走
3.「スーパードライ」の衝撃
4.「一番搾り」が生まれた日
5.首位陥落
6.天才の帰還
7.ホームランバッターの嗅覚
8.「異質」が生んだ「氷結」
終.昔話では食えない


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ビール業界は、長らくキリン、アサヒの2強がシェアを争っている。かつてはキリンの1強だったが、アサヒが「スーパードライ」を世に放ち、追い上げ、追い抜いた。
一方のキリンは「一番搾り」で対抗。この一番搾りをはじめとする歴代のヒット商品には、ある天才マーケターが関わっていた。前田仁氏である。

本書は、キリンビールにおいて、ハートランド、一番搾り、淡麗、淡麗グリーンラベル、のどごし、氷結といった人気商品すべての開発に携わったマーケター、前田仁氏の評伝。生い立ちから、各商品の開発秘話、キリンビールの経営の変遷、人的交流、ライバルのアサヒビールやサントリーの動向などを多彩に描く。
前田仁氏は1950年山梨県に生まれ、大阪で育つ。1973年にキリンビール入社。営業を経てマーケティング部に移り、ハートランドの開発を主導し、頭角を表す。一番搾りをヒットさせ、ワイン部門、キリンシーグラムへの出向を経験した後、執行役員酒類営業本部企画部長、キリンホールディングス常務執行役員、メルシャン代表取締役専務執行役員、キリンビバレッジ代表取締役社長などを歴任。退職後、亀田製菓取締役を務める。2020年逝去。

著者はジャーナリスト。日刊紙「東京タイムズ」記者を経て、92年に独立。企業活動、組織と人との関係、人事制度、外国人労働者などをテーマに幅広く執筆活動を行っている。


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