『ロシア点描』
-まちかどから見るプーチン帝国の素顔
小泉 悠 著 | PHP研究所 | 185p | 1,760円(税込)


1.ロシアに暮らす人々編
2.ロシア人の住まい編
3.魅惑の地下空間編
4.変貌する街並み編
5.食生活編
6.「大国」ロシアと国際関係編
7.権力編


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ウクライナ侵攻に世界中から非難が集まり、日本でもロシアにネガティブな感情を抱く人が多いようだ。
しかし、ロシアの人々がどんな国民性や価値観を持ち、いかなる暮らしをしているかを詳しく知る人は少ないのではないか。それらを少しでも理解することで、今の情勢の見方が変わってくるかもしれない。

本書では、ロシアの軍事・安全保障政策の専門家が、自身がかつてモスクワで暮らしていた当時(2009~11年)の現地の人たちとの出会いや、さまざまな体験で知ったこと、感じたことを綴っている。ロシアの市井の人々やプーチン政権が何を考え、何を求めているのかを歴史的経緯なども踏まえて考察するとともに、衣食住にわたる生活ぶりを紹介する。
ロシア人には、ルールを示されるとどうしても反発したくなる反骨心を持つ人が目立つ。それゆえ、「自分たちを統治するのは難しい」と自覚し、強いリーダーを求める傾向にあるという。

著者は東京大学先端科学技術研究センター専任講師。ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員、未来工学研究所客員研究員などを経て、2022年1月より現職。著書に『現代ロシアの軍事戦略』(ちくま新書)などがある。


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