『「小売の輪」の循環』
-アメリカ小売業の発展史に潜むダイナミクス
マルカム・P・マクネア 著 | 鳥羽 達郎 訳・解説 | 同文舘出版 | 168p | 2,530円(税込)


訳者はしがき
1.本論
2.資料
3.解説


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

アメリカを代表する産業の1つに小売業がある。戦後期に急速に発展した同国の小売業は、百貨店やスーパーマーケットなどさまざまな形態を生み出しながら現在まで進化を続けてきた。
こうした小売業の発展や世代交代を説明するものとして、流通論や商業論の教科書に頻繁にとりあげられる理論が「小売の輪」だ。

本書は、ハーバード・ビジネス・スクールの教授だったマルカム・P・マクネアが、1957年に「小売の輪」の理論を唱えた基調講演が収録された書を翻訳したもの。
アメリカの流通においては、革新者が低コスト経営から参入し、取り扱う商品の質を上げるなどして「格上げ」した後、新たな革新者に対して脆弱になるという循環があるという。

著者のマルカム・P・マクネアはハーバード・ビジネス・スクール名誉教授。1920年同ビジネス・スクール専任講師、1950年同ビジネス・スクール リンカーン・フィレーン記念講座教授などを経て、1963年同ビジネス・スクール退職。1985年没。訳と解説を著した鳥羽達郎氏は富山大学経済学部教授。2005年大阪商業大学総合経営学部専任講師、2008年同大学准教授、2010年富山大学経済学部准教授を経て、2015年より現職。


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