『中国の「カーボンニュートラル」政策』
碳中和経済学
中金研究院 著 | 中信出版社 | 410p


1.グリーンプレミアムからニュートラルへ
2.効率性と公平性のバランス
3.カーボンプライシングのできることとできないこと
4.グリーンファイナンス 機能と空間の明確化
5.グリーンテクノロジー 量の変化から質の変化へ
6.グリーンエネルギー 難局からの脱却
7.グリーンマニュファクチャリング
  高炭素排出量分野における排出量削減への道
8.グリーン交通 根本解決としてのクリーンエネルギー
9.グリーンライフ 消費とソーシャル・ガバナンスの新章を開く
10.グリーンシティ 低炭素社会のための計画とガバナンス
11.グリーンテクノロジー エネルギー効率管理のバトン
12.グリーン投資 新しいトレンドと方向性
13.気候変動への対応 国際協力と中国の役割


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

世界最大の二酸化炭素排出国である中国は、気候変動に対応するための国際的な「脱炭素」における成否の鍵を握る。
習近平国家主席は、2020年9月に、2030年までの二酸化炭素排出のピークアウト、2060年までに実質ゼロにすることを国連総会において宣言したが、どんなカーボンニュートラル政策がとられていくのだろうか。

未邦訳の中国書籍である本書は、中国のカーボンニュートラル達成への道筋を、エネルギー、金融、テクノロジー、都市計画といった分野ごとに詳細に分析している。
電源構成の変更に加え、非効率な都市構造の再構築や、すでに深圳などで高い普及率を誇る電気自動車(EV)のさらなる推進など、多くの領域で取り組みが進む。また、「一帯一路」の一環として、他国における脱炭素化を資金や技術面で支援する「グリーン技術協力」も進められているようだ。

著者としてクレジットされている中金研究院は、中国の投資銀行「中国国際金融(CICC)」の一部門で、公共政策に関する研究を行い、金融市場の発展に関する提言などを行っている。


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