『「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた』
-「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る
グレゴリー・J・グバー 著 | 水谷 淳 訳 | ダイヤモンド社 | 496p | 1,980円(税込)


はじめに 猫はおかしい
1.「ネコひねり問題」に魅かれた有名物理学者たち
2.謎は解明されたか?
3.馬の運動
4.フィルムにとらえられた猫
5.回って回って
6.地球を揺るがす猫
7.猫の立ち直り反射
8.猫、宇宙へ!
9.謎を隠しつづける猫
10.ロボット猫の進化
11.いまだ残る数々の難題
12.猫の宙返りと基礎物理学
13.科学者と猫


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

最近ネット動画などでも話題になった「ネコひねり問題」をご存じだろうか? 猫はなぜ、逆さまの姿勢で高所から落とされても四肢を下にして着地できるのか、という問題だ。
空中で支えもないのにどうやって体をひねっているのか、実は100年にもわたり物理学者などが解明に挑んできたのだという。

本書では、科学者たちによる「ネコひねり問題」を解決する仮説の数々や、研究エピソードなどをユーモラスな筆致を交えながら紹介しつつ、基礎物理学をはじめとする諸科学の歴史を紐解く。
猫が空中で成し遂げる見事な宙返りの「戦法」には、前肢、後肢を曲げ伸ばしする「タック・アンド・ターン」、腰を折り曲げてひねる「ベンド・アンド・ツイスト」などがあり、それらを組み合わせているのではないか、という説が有力のようだが、まだ完全に謎が明らかになってはいないのだという。

著者はノースカロライナ大学シャーロット校、物理学・光科学教授。飼っている猫の大家族、および亡くなった飼い猫たちをこよなく愛す。本書が初の一般書。


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