『世論調査の歴史と発展』
Polling UnPacked: The History, Uses and Abuses of Political Opinion Polls
Mark Pack 著 | Reaktion Books | 352p


1.初めての世論調査
2.世論調査はいかに機能するのか
3.世論調査の質問の実情
4.投票意思が最も大切なのか?
5.他のタイプの世論調査
6.うまくいく世論調査
7.うまくいかない世論調査
8.世論調査を規制する
9.世論調査に代わるもの
10.優れた世論調査でも誤解を招く
11.世論調査会社を評価する
12.世論調査を理解する


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

メディアによる政治報道、特に選挙報道では、投票前に行われた「世論調査」の結果が用いられることが多い。
われわれ有権者がその情報をうまく活用し、判断材料にするためには、多くの国で行われている世論調査の背景や歴史、また世論調査はいかに機能するのかを知ることが有用なのではないだろうか。

未邦訳の英国書籍である本書では、英国や米国を中心に、19世紀に始まり、20世紀から民主政治とともに近代的な方法へと進展していった世論調査の歴史を辿り、世論調査の役割、功罪について詳しく論じている。
世論調査の手法は、比較的小規模なサンプルを用いて統計的手法を駆使したことで有名なジョージ・ギャラップや、史上初の選挙陣営側の世論調査員であったエミール・フルヤなどが先駆けとなり発展した。一方で、選挙前の世論調査の是非を巡っては、たびたび規制の必要性について議論があったようだ。

著者のマーク・パック氏は、英国自由民主党の政治家で、世論調査の経験が豊富な元世論調査員でもある。


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