『脳は世界をどう見ているのか』
-知能の謎を解く「1000の脳」理論
ジェフ・ホーキンス 著 | 大田 直子 訳 | 早川書房 | 328p | 2,860円(税込)


1.古い脳と新しい脳
2.ヴァーノン・マウントキャッスルのすばらしい発想
3.頭のなかの世界モデル
4.脳がその秘密を明かす
5.脳のなかの地図
6.概念、言語、高度な思考
7.知能の1000の脳理論
8.なぜAIに「I」はないのか
9.機械に意識があるのはどういうときか
10.機械知能の未来
11.機械知能による人類存亡のリスク
12.誤った信念
13.人間の知能による人類存亡のリスク
14.脳と機械の融合
15.人類の遺産計画
16.遺伝子vs.知識


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

人間の脳や知能をめぐる研究の歴史は古く、人類は優れた人工知能(AI)を開発するまでに至った。しかし、全世界の研究者が努力を重ねているにもかかわらず、人間の脳が知能を生み出す仕組みは、いまだにその全貌が明らかになっていないのだという。
そんな中、一躍注目を浴びた理論がある。「1000の脳」理論だ。

本書では、「モバイルコンピュータの父」と呼ばれる起業家でもある神経科学者が、2016年に自らが発見した、脳が知能を生み出すメカニズムを解き明かす「1000の脳」理論を詳しく解説。さらにAIと人類の未来についても深い考察を行っている。
脳の中で知能や思考をつかさどるのは「新皮質」だが、そこに存在する多数の「皮質コラム」がそれぞれ「予測モデル」を作り出し、それらを「投票」によって統合することで知識や知能が生み出されるのだという。

著者は、神経科学とAIの研究を行うヌメンタ社の共同創業者、チーフサイエンティスト。1992年にパーム・コンピューティングを設立。現在のスマートフォンの先駆けとなる「パームパイロット」を開発した。


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