『Moonshot(ムーンショット)』
-ファイザー 不可能を可能にする9か月間の闘いの内幕
アルバート・ブーラ 著 | 柴田 さとみ 訳 | 光文社 | 288p | 1,870円(税込)


準備のない者に幸運は訪れない――プロローグ
1.非常事態
2.「当然」が常に正しいとは限らない
3.大きく考えれば(シンク・ビッグ)不可能も可能になる
4.ライトスピード(光速)
5.至上の喜び
6.過去、現在、未来
7.製造――第二の奇跡
8.公平――言うはやすく行うは難し
9.政治の地雷原を抜けて
10.希望の光
11.信頼の科学
12.患者さんとイノベーションのためのアジェンダ


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

新型コロナウイルスと人類の戦いには、まだ終わりが見えない。だが、これまでの間に私たちは、希望につながるいくつかの強力な武器を手に入れている。その筆頭に挙げられるのが「mRNAワクチン」だ。
とりわけファイザー製のワクチンは、巨大企業らしからぬスピードで開発・製造され、世界を驚かせた。

本書では、通常ならば何年もかかる新型コロナウイルスワクチンの開発・治験・製造を、わずか9か月で成し遂げた製薬企業ファイザーのCEO自らが、その間の奮闘と内幕を詳細に語っている。
2019年1月にファイザーCEOに就任した著者は、15か月後に新型コロナウイルスによるパンデミックという緊急事態に遭遇、世界有数のメガファーマ、そして「患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす」というパーパス(企業目的)を掲げる企業として、ワクチン開発により一人でも多くの人々を救う決意を固める。一刻も早くそれを実現するために選ばれたのが、当時まだ製品化されていなかったmRNAワクチンだった。

著者はファイザー会長兼CEO。1993年同社に入社。グローバル・ワクチン・オンコロジー・コンシューマー・ヘルスケア各部門のグループ・プレジデント、ファイザー・イノベーティブ・ヘルス部門グループ・プレジデント、COO(最高執行責任者)など数々の幹部職を経て現職。


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