『欧州委員会委員長ウルズラ・フォン・デア・ライエンの足跡』
Ursula von der Leyen: Die Biografie
Ulrike Demmer, Daniel Goffart 著 | Piper | 256p


1.娘
2.医者
3.州議会の政治家として
4.家族・高齢者・女性・青少年大臣
5.労働・社会大臣
6.ポピュリスト
7.阻止された連邦大統領への道
8.国防大臣
9.CDUの政治家
10.欧州でもっともパワフルな女性


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ロシアによるウクライナ侵攻もあり不安定な情勢が続く欧州で、欧州委員会委員長という重責を担い、リーダーシップを発揮する女性がいる。ウルズラ・フォン・デア・ライエン氏である。
政情安定に向けて、各国との調整やG7、NATO首脳会議などでも存在感を示す同氏だが、どのような人物なのだろうか。

未邦訳のドイツ発刊書籍である本書は、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長の評伝。
ブリュッセルに生まれた同氏は、医師としてキャリアを重ね、7人の子どもを育てながら、40代で政治家へと転身した。ドイツ連邦政府で家庭相、労働相、国防相などを歴任し、2019年に女性およびドイツ人として初めて欧州委員会委員長に選出される。移民問題や気候変動問題など、難題の山積する欧州において、その手腕が注目されている。

著者のウルリーケ・デンメア氏は、ドイツ人ジャーナリスト。ドイツのニュース週刊誌「SPIEGEL」にて、国防・安全保障政策を中心に取材。2016年からは連邦政府副報道官を務めた。ダニエル・ゴファルト氏は、ドイツ人の記者、作家。ニュース誌『FOCUS』の編集長を経て、ニュース誌『Wirtschaftswoche』のチーフ記者を務めた。
なお、本書の刊行はフォン・デア・ライエン氏が欧州委員会委員長に就任した直後の2019年11月であり、就任後の業績等には触れられていない。


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