『なぜ、TikTokは世界一になれたのか?』
マシュー・ブレナン 著 | 露久保 由美子 訳 | かんき出版 | 336p | 1,980円(税込)


1.イーミン
2.バイトダンス草創期
3.レコメンド:ユーチューブからティックトックまで
4.中国では、ニュースがあなたを読んでいる
5.パリから上海へ――ミュージカリー
6.オーサム ミー
7.ティックトックで世界へ
8.イタい動画


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

若者を中心に視聴や、自己表現の場として定着したメディアには、インスタグラム、ユーチューブ、そしてティックトック(TikTok)がある。
ティックトックは、ショート動画の視聴や投稿ができるスマートフォンアプリで、2012年創業の中国企業バイトダンスが提供するドウイン(抖音)の国際版だ。

本書では、バイトダンス創業者で2021年5月までCEOを務めたジャン・イーミン(張一鳴)氏の、生い立ちから、ティックトックで世界を席巻するまでの軌跡を追いながら、独自の取材により、その成功要因を分析している。
1983年に中国福建省竜岩市に生まれたジャン・イーミン氏は、天津の南開大学を卒業後、システムソフトウェア開発の起業を試みるも、半年で失敗。その後、旅行検索エンジンのクーシュン、北京マイクロソフト、ツイッターのようなソーシャルプラットフォームのファンフォウ、不動産ポータルのジウジウファンなどを経て、ビッグデータと機械学習を活用したレコメンドというアイデアのもとバイトダンスを創業する。

著者は中国のモバイルインターネット技術とイノベーションを専門とする作家で、世界各地で講演活動を行う。ロンドン出身ながら、16年にわたって中国本土に活動の拠点を置いてきたため、流暢な中国語を話す。


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