『イタリアの「救世主」 マリオ・ドラギ首相の2021年』
Un anno da Draghi: La metamorfosi di un banchiere
Marco Cecchini 著 | Fazi Editore | 236p


1.首相
2.財務省総務局長
3.イタリア銀行総裁
4.欧州中央銀行総裁


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ドイツ、フランスに次いでEU加盟国第3位の経済規模を誇り、日本との関係も深いイタリア。
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響は、欧州の中でも甚大で、国内の混乱も大きかった。その最中、欧州中央銀行(ECB)総裁からイタリア首相になり、経済の立て直しに奮闘したのが、マリオ・ドラギ氏である。

未邦訳のイタリア発刊書籍である本書では、イタリア銀行総裁、ECB総裁など金融の分野で重職を歴任した後、2021年にイタリア首相に就任したマリオ・ドラギ氏(2022年7月に辞任)の評伝。
1947年にローマで生まれたドラギ氏は、ローマ・ラ・サピエンツァ大学およびマサチューセッツ工科大学で経済学を専攻。フィレンツェ大学で経済学教授を務めた後、1991年にイタリア財務省総務局長、2005年にイタリア銀行総裁に就任。2011年には、欧州債務危機が深刻化する中、ECB総裁となり、大胆な施策により欧州の混乱を収め、その手腕が高く評価された。さらに2021年のパンデミックの最中、国民の高まる要望を受けて、首相に就任した。

著者のマルコ・チェッキーニ氏は、イタリアのジャーナリスト、作家。イタリア商業銀行勤務後、ジャーナリストに転向し、イタリアの日刊紙「コリエーレ・デラ・セラ」の国際経済特派員などを務めた。


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