『サブマリン・カルチャー』
-潜水艦と社会の“深い”関わり
Sub Culture: The Many Lives of the Submarine
John Medhurst 著 | Reaktion Books | 224p


序 潜水艦のイメージ
1.戦争での潜水艦
2.政治における潜水艦
3.潜水艦と大惨事
4.探索機としての潜水艦
5.ファンタジーとしての潜水艦
6.潜水艦と性
結論 潜水艦の終わり?


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

普通に生活している限り、ほとんどの人は目にすることがない「潜水艦」。ドイツ海軍の「Uボート」が有名なように、一般にイメージされる潜水艦は軍事用途が多い。
だが、科学調査用や、冒険のためのファンタジックな乗り物など、小説や映画に登場するものも含めれば、潜水艦には実に多彩な側面があるのだ。

未邦訳の英国書籍である本書は、潜水艦のさまざまな見方を提供。豊富な例を挙げながら、潜水艦(潜水艇を含む)がどのように社会や文化と関わってきたかを紹介している。
原題の「Sub Culture」は、もちろん、submarine(潜水艦)と、主に大衆芸術を意味する「sub culture(サブカルチャー)」をかけたものだ。そのタイトル通り、本書では、軍事面やテクノロジーのみならず、潜水艦が登場するSF小説や映画、ポップミュージックなどを中心に取り上げ、潜水艦の持つ意味や意義を明らかにしている。例えばビートルズの「イエロー・サブマリン」は、1960年代後半のカウンターカルチャーの象徴にもなった。

著者のジョン・メドハースト氏は、英国労働調査局の事務局長。労働問題を中心に、幅広いテーマについて執筆、発信している。


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