『「価格上昇」時代のマーケティング』
-なぜ、あの会社は値上げをしても売れ続けるのか
小阪 裕司 著 | PHP研究所(PHPビジネス新書) | 240p | 1,023円(税込)


序――2022年、価格が崩壊した
1.「価格上昇時代」がやってきた
2.「安さこそが価値」からの脱却
3.「価格」は「価値」に従う
4.「値付け」の作法―顧客を見て価格を付ける
5.「値上げ」の作法―価値あるものを、さらに高く売るために
6.今、目指すべき「マスタービジネス」への道
7.「値決め感性」の磨き方
終章――今こそ自分たちの「存在意義」を問い直すとき


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

コロナ禍やウクライナ危機などの影響により、物価上昇が続いている。製造業や卸売、小売り、そしてサービス業でも、コストの上昇に伴い値上げを余儀なくされるケースが多くなっている。
しかし、長らくデフレだった日本では、売る側も消費者側も、値上げへの抵抗感が根強いようだ。どう対応すべきか。

本書は、物価上昇を一過性のものとは捉えずに、原価や、競合他社の値付けにかかわらず「価値のあるモノやサービスを適正な価格で売る」「値上げをしても顧客が離れない」ための方法を、さまざまな実例を挙げながら説いている。
自社商品の「買い手にとっての価値」を正しく伝え、高い価格にも納得して買ってもらうことこそが、商売の本質であると主張。そのためには、売り方を工夫する、精進、研鑽を積んでより価値のある商品を提供する、売り手が顧客に有益な価値を提供するマスター(師匠)になる、といった方法があるという。

著者は、オラクルひと・しくみ研究所代表。博士(情報学)。九州大学招へい講師、日本感性工学会理事。「感性と行動の科学」をもとにしたビジネス理論と実践手法を研究・開発し、2000年からその実践企業の会であるワクワク系マーケティング実践会を主宰している。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2022年10月18日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら