『SINIC理論』
-過去半世紀を言い当て、来たる半世紀を予測するオムロンの未来学
中間 真一 著 | 日本能率協会マネジメントセンター | 268p | 2,530円(税込)


1.未来を考えるということ
2.未来予測理論「SINIC理論」
3.よりよい未来づくりへのSINIC理論アップデート
4.現在進行形の「最適化社会」のゆくえ
5.自律社会を生きる人、自律社会を支えるテクノロジー
6.SINIC理論を超えていく未来
7.共に未来をソウゾウする


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

1933年創業の大手電気機器メーカー、オムロンの創業者、立石一真は1970年、同社中央研究所のメンバーたちとともに、2033年ごろまでの科学・技術・社会の未来予測を行う、壮大な「SINIC(サイニック)理論」を構築した。
原始時代まで遡り、社会の変遷を理論づけたものであり、10段階の発展段階説を提示している。

本書は、オムロン発のSINIC理論の概説書。その中身とともに策定までの経緯、現状に合わせたアップデート案などを詳しく解説している。
経営にあたって、一つ頼りになる「法則」を持たなければならないと考えた立石一真は、ダーウィン進化論の「適者生存の法則」に発想を得る。生物進化のように環境変化に耐えられた者だけが生き残り、繁栄するというもので、立石はそれを企業経営に当てはめた。すなわち、変化する社会の要望(ソーシャル・ニーズ)を的確に捉え、あるいは予測して、それを新技術や商品開発に活かし、差別化を図ろうとした。そのために作られたのが「SINIC理論」だ。

著者は、株式会社ヒューマンルネッサンス研究所(HRI)代表取締役社長・所長。SINIC理論に基づいた未来社会研究に従事している。


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