『アンワーキング』
-ポストパンデミックにおけるオフィスの在り方
Unworking: The Reinvention of the Modern Office
Jeremy Myerson, Philip Ross 著 | Reaktion Books | 248p


1.効率性
2.コミュニティ
3.ネットワーク
4.経験
5.組織
6.都市生活
7.空間
8.テクノロジー
9.デザイン
10.多様性
11.幸福感
12.ハイブリッドな働き方
13.人口統計
14.目的の再定義
15.アンワーキング―職場環境の再構築


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

世界経済に大きな爪痕を残した新型コロナウイルス感染症によるパンデミックだが、いくつかのポジティブな変化も引き起こした。その一つがリモートワークの普及である。
職場に毎日通勤するという前提が崩れる中、自社のオフィスや職場の在り方を見直す企業が増えている。職場はどう変わるべきなのか。

未邦訳の英国書籍である本書では、ポストパンデミックにおけるオフィスの在り方の変化を、「アンワーキング」というキーワードをもとに分析している。
本書における「アンワーキング」の定義は、現代のオフィスに組み込まれた前提(決められた時間内に出勤・退勤することなど)を解体し、職場での行動、習慣や管理方法、またその文化を捨て去ること。効率性が追求されてきたこれまでの職場とは異なり、今後は、従業員の創造性や発想を刺激する「経験」を提供できるかが、職場に求められることなどを、具体的な企業事例とともに論じている。

著者のジェレミー・マイヤーソン氏は、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのヘレン・ハムリン・デザインセンター名誉教授。フィリップ・ロス氏は、新たなテクノロジーが人々や働き方に与える影響の研究を専門とする未来学者、コメンテーター。両氏は、2016年に仕事と職場の未来に関するオンライン知識プラットフォームWorktech Academyを創設した。


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