『それは「ボット」のしわざ』
-善にも悪にもなるオンライン自動化プログラム
Bots
Nick Monaco, Samuel Woolley 著 | Polity | 176p


1.ボットとは?
2.ボットと社会生活
3.ボットと政治
4.ボットとコマース
5.ボットと人工知能
6.ボットの理論化
7.おわりに ボットの未来


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

インターネットの進化、そしてソーシャルメディアの普及に伴い、情報発信の裾野が限りなく広がった現代。だが負の側面として、自動化プログラム「ボット(bot)」によるスパムやフェイクニュースの蔓延が政治問題にも発展している。
実際にボットはどんな影響を与え、われわれはどう対策をすればいいのか。

未邦訳の英国書籍である本書では、ボットの種類や特徴、使われ方などを紹介しながら、その現状と、将来を含めた社会への影響について広く考察している。
ボットは元来、人間の手では困難な、インターネット上の膨大な情報の収集や整理の用途で発展してきた。近年はAI技術の発展も相まって、顧客対応などビジネスで広く利用されるようになる一方で、政治的な意図をもった言論が無制限に拡散されるなど、社会倫理にもとるような問題も生じている。

著者のニック・モナコ氏は、サイバー空間における脅威について研究を行うミブロ・ソリューションズ(2022年7月にマイクロソフトが買収)のチーフ・イノベーション・オフィサー兼中国リサーチ・ディレクターを務めた。サミュエル・ウーレイ氏はテキサス大学オースティン校ジャーナリズム・メディア学部准教授。


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