『日本のリーダー達へ』
-私の履歴書
葛西 敬之 著 | 日本経済新聞出版 | 260p | 2,200円(税込)


1.私の履歴書
2.あすへの話題
3.追悼文


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2022年5月、28年間にわたり東海旅客鉄道(JR東海)代表取締役を務めた葛西敬之氏が亡くなった。
戦後最大の改革とも言われ、労働組合が強大なため実現困難とされていた国鉄分割民営化に尽力した功績などを認める人は多い。同氏はいかなる信念を持ち、どのようにして人と組織を動かしたのか。

本書では、葛西氏が自らの生涯とその時々の「思い」について、「私の履歴書」(日本経済新聞朝刊連載)と「あすへの話題」(日本経済新聞夕刊連載)を軸に振り返っている。
1963年に国鉄職員となり、米国留学を経て静岡鉄道管理局、仙台鉄道管理局にて労務の責任者として手腕を振るう。当時の国鉄は財政的には瀕死の状態で、組合と経営陣の癒着なども起きていた。そこにメスを入れ、賃金カットなども断行した葛西氏は、1981年に発足した第二次臨時行政調査会の目玉の一つに分割民営化を位置付けるよう働きかけを始める。

著者は1940年生まれ。国鉄職員局次長等を経て、1978年JR東海の発足とともに取締役総合企画本部長に就任。95年代表取締役社長、2004年代表取締役会長、14年代表取締役名誉会長、18年取締役名誉会長、20年名誉会長となる。


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