『思考の質を高める 構造を読み解く力』
河村 有希絵 著 | ディスカヴァー・トゥエンティワン | 216p | 1,650円(税込)


1.「構造を読み解く力」とは何か?
2.論理を読み解く
3.人物の心情を読み解く
4.思考を組み立てる


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ビジネスで最大級に重要なのは「伝える」ということではないだろうか。有意義な知見を得て、それを論理的に組み立てて伝え、意思決定や行動に結びつけるには、その前提として、深い思考力が必要だ。
実はそうした思考力を鍛える教育メソッドが、60年ほど前の日本の初等教育に取り入れられていた。

本書では、文章などの「構造」を読み解く「構造読解力」の思考トレーニングについて、数々の例題とその回答を交えながら、詳しく解説している。
このメソッドは、戦後まもなく打ち立てられた、主に小学校の国語教育に取り入れられた学習理論である「構造学習」をもとにしたものだ。構造読解力は、(1)図などを使って論説的文章の論理を読み解く、(2)物語、情緒的文章を読み、登場人物の心情を読み解く、(3)思考を組み立て、文章や会話などでアプトプットする、という三つから構成されている。文章の表現力、ストーリーの組み立て、プレゼンなど、現代のビジネスにも大いに役立つメソッドといえる。

著者は、ボストン コンサルティング グループ等を経て、コギト・エデュケーション・アンド・マネジメントを創業し、「構造学習」をベースにした言語教育を研究、展開しながら、グロービス経営大学院においてもクリティカルシンキング、マーケティング科目を担当。


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