『核兵器入門』
多田 将 著 | 星海社(星海社新書) | 240p | 1,375円(税込)


序.もしも東京に核兵器が落とされたら
1.原子・原子核・放射線の基礎知識
2.核分裂・核融合と核兵器の原理
3.核兵器開発の歴史と核関連の兵器について
4.核兵器と国際政治 多田将×小泉悠×村野将


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ウクライナ戦争において、ロシアは「核の脅し」を繰り返している。また北朝鮮は、2022年以降かつてない頻度でミサイルの発射実験を繰り返し、2023年4月には北海道周辺に落下のおそれがあるとしてJアラートが発令された。
一方で、私たちは核の脅威について、どこまで現実的にとらえることができているだろうか。

本書は、核兵器が使用されたら何が起きるのかをシミュレーションするほか、核分裂・核融合のしくみ、核兵器の原理など、核兵器に関する基礎知識をまとめている。
また、核戦略の専門家を交えた鼎談を通じ、核兵器とどう向き合っていくべきかを考察。核兵器が使用されるリスクが高まる今、そのリスクを抑えるためにも、正しい知識を持つことが大切とする。

著者は素粒子物理学者で高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所准教授。1970年生まれ、京都大学大学院理学研究科博士課程修了。なお、ダイジェストでとりあげた鼎談には、東京大学先端科学技術研究センター専任講師で、外務省国際情報統括官組織専門分析員などを務めた小泉悠氏、米ハドソン研究所研究員で日米の安全保障政策、核・ミサイル防衛政策、抑止論などを専門とする村野将氏が登場する。


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