ユヴァル・ノア・ハラリ 著 | 柴田 裕之 | 河出書房新社 | 272p | 1,900円(税別)

1.唯一生き延びた人類種
2.虚構が協力を可能にした
3.狩猟採集民の豊かな暮らし
4.史上最も危険な種
5.農耕がもたらした繁栄と悲劇
6.神話による社会の拡大
7.書記体系の発明
8.想像上のヒエラルキーと差別
9.統一へ向かう世界
10.最強の征服者、貨幣
11.グローバル化を進める帝国のビジョン

【要旨】「人類の歴史は虚構の上に成り立っている」ことを前提に、未来への展望も含む全人類史を巨視的に俯瞰した書『SAPIENS』は、世界の主要メディアから絶賛されるなど注目を集め、世界的ベストセラーとなった。『銃・病原菌・鉄』で知られるジャレド・ダイアモンドや、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグらも熟読したという同書の邦訳が本書『サピエンス全史』(上下巻)である。上巻では、約135億年前の「ビッグバン」から、中世ローマ帝国の時代までを扱い、「虚構」としての人類の文化、そしてそれが統一に向かう原理などについて論じている。著者は、中世史、軍事史を専門とするイスラエル人歴史学者。オックスフォード大学で博士号を取得し、現在はエルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。

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