胡 鞍鋼 著 | 小森谷 玲子 | 富士山出版社/日本僑報社 | 272p | 2,700円(税別)

1.中国の急速な発展
2.中国経済発展の現在、過去、未来
3.人口への挑戦~高齢化社会と都市化
4.健康中国
5.教育と人的資本
6.科学技術の革新
7.気候変動と持続可能な発展
8.中国の発展目標と戦略
9.中国はどのように米国を追い越すか:
  総合国力の視点から(1990~2013)
10.中国と世界~現代化の後発国から人類発展の貢献国へ~

【要旨】3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

驚異的な経済成長を遂げ、2010年に日本を追い抜きGDP世界第2位に躍り出た中華人民共和国(中国)。世界一の人口と広大な国土も相まって、いよいよ「大国」としての風格を備えるようになってきたと見る向きもある。果たしてその実態はどうなのか。2011年の時点での、中国が大国へ至る過程や特徴、そしてそれが世界にどのような影響を与えるのか、2020年までに中国政府がどのような発展を目指し、その進捗はどうかなどを、国際比較が可能なデータを用いながら論じたのが本書である。2011年4月に米国で『China in 2020: A New Type of Superpower』のタイトルで出版され、世界的に話題となる。ヒラリー・クリントン氏が推薦図書に選出するとともに、インド、韓国、中国でも翻訳版が出版。本邦訳書は、2012年に出版され2015年に増補版が出された中国語版の翻訳である。著者は、清華大学国情研究センター長、同大学公共管理学院教授。中国の「第13次五カ年計画」専門家委員会委員も務めた。

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