(原題)The never ending life story of Mr. Tan: The real biography of Mr. Tan Passakornnatee | ソーラコン・アドンヤノン 著 | Matichon | 208p

1.与える側ともらう側
2.「貧しさ」の価値
3.天からの試練
4.赤字は黒字
5.「キャッシュ」のビジネス
6.決意
7.やる気
8.発見した真実
9.「罠」にはまった
10.「成長」するために「捨てる」
11.「OISHI」の誕生
12.ウェブ戦略
13.コスト削減
14.「OISHIラーメン」
15.「OISHI緑茶」
16.「夢」の工場
17.死のマーケティング
18.予想を超えて
19.上場
20.将来展望

【要旨】3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

タイでは近年、緑茶がよく飲まれるようになったそうだ。タイの緑茶は日本茶をベースにしているが甘く、主にペットボトルで売られている。よく売れているブランドはICHITANとOISHI。実はこの両者の創業者は同一人物、タン・パーサコンナティー氏である。もとは、タイで初めてバイキング形式の日本食レストラン(ビュッフェ)「OISHI」を成功させ、ラーメン店、緑茶飲料と事業を広げていった。タイに緑茶ブームを巻き起こした後、2008年にOISHIの株式をタイ最大手飲料メーカー「タイ・ビバレッジ」に大量売却。その後新たに緑茶事業を行うICHITANを創業し、再び成功を収める。自らICHITANのイメージキャラクターとしてCMなどに露出しているため、タン氏の存在はタイでは広く知られているようだ。2004年にタイで出版された本書では、OISHI緑茶で成功を収めるまでのタン氏の半生を、自伝形式で追っている。タン氏は、日本食に活路を見出し、そこを起点として合理的な計算のもと事業の多角化を推進していった。

SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。