古野 まほろ 著 | 新潮社(新潮新書) | 256p | 800円(税別)

序.警察手帳と私
1.警察官への道
2.刑事の生きざま
3.警察組織の掟
4.三〇万警察職員の人間学

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

人気テレビドラマなどでしばしば描かれる「警察」。ただしフィクションの常として、現実とは乖離していたり、誇張されすぎたりするため、その実態は一般には詳しく知られていないだろう。本書では警察キャリアとしてさまざまな警察の現実を知悉(ちしつ)したミステリ作家が、30万人の職員を抱える巨大組織の仕組みと実態、警察官の実像に迫っている。「個人の生命・身体・財産の保護」「公共の安全と秩序の維持」という目的を実現するために周到に構築された組織やシステム、その中で働く個人や部署の意識や行動を知ることで、公共とは、組織とはどうあるべきかのヒントが得られるだろう。著者は、警察署、警察本部、警察庁、さらに警察大学校に主任教授として勤務。フランスに派遣され、調査研究やストラスブール市警察本部でフランス国家警察警視としての経験もある。

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