原題:智能革命李 彦宏 著 | 中信出版グループ | 324p

序1.「百度大脳」による序
序2.AI時代の幕開け
1.簡略史:インターネット台頭の影にあったAIの成長
2.AIの歴史的使命:人類の知識と行動と体験を増やせ
3.ビッグデータとディープラーニングの中で脱皮するAI
4.中国大脳計画:現場から始まるスーパープロジェクト
5.「智」的製造と文明のレベルアップ
6.AIによる無人世界へ:無人自動車
7.AIがもたらす恩恵の始まり
8.すべての企業にCAO(最高AI責任者)を
9.シンギュラリティ:人工知能の自らへの挑戦
10.AI時代のあなた
11.美しい新世界、そして厳しい問題

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

中国にはBATと呼ばれる三大インターネット企業があり、その驚異的な成長ぶりが世界的に注目を集めている。BATとは百度(Baidu)、阿里巴巴(Alibaba)、騰訊(Tencent)の英表記の頭文字をとったもの。このうち百度については、日本では検索エンジンの会社としか認識していない人が多いのではないだろうか。確かに百度は検索エンジンとしては中国一、世界でもGoogleに次ぐシェアを誇る“巨人”である。しかし、近年では検索履歴のビッグデータをもとにした人工知能(AI)の開発を急ピッチで進めており、「百度大脳」の名で翻訳や画像認識、音声認識、さらには自動運転や医療の分野などでのAI活用を展開。とくに自動運転に関しては、2017年に世界の有名企業との共同開発プロジェクトや15億ドルのファンドを立ち上げている。本書では、百度創業者で現会長兼CEOの李彦宏(ロビン・リー)氏が、世界のAI開発のトレンドを踏まえながら、自社が推進する「AI革命」の経緯と現状、展望を明らかにする。

SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。