Liz Mellon 著 | LID Publishing Ltd. | p72-75


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

国連食糧農業機関(FAO)の2016年の報告によれば、世界34カ国で食料が十分でないという。その34カ国のうち27カ国がアフリカにある。また、食料自体は不足していないものの、栄養が十分でないケースを含めると、さらに該当国は増えるであろう。そうした栄養不足により子どもの成長が妨げられるような状態を「隠れた飢餓(hidden hunger)」と呼ぶこともある。約10年前のダボス会議をきっかけに、公的機関と連携してこの問題に取り組み始めたのが、オランダの総合化学メーカーDSMである。国連世界食糧計画(WFP)と連携するとともに、ルワンダに現地法人と栄養価の高い製品を生産する食品工場を設立し、現地人の自助努力で問題を解決できるエコシステムを構築した。本記事では、世界的なビジネス・エデュケーターであるリズ・メロン氏が、同事業を中心とするDSMの取り組みを詳細にリポートしている。

SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。