佐々木 俊尚 著 | 幻冬舎(幻冬舎新書) | 197p | 780円(税別)

1.大切なものは「弱いつながり」
2.「弱いつながり」を育てるノウハウ
3.「弱いつながり」を仕事に落としこむ
4.多拠点生活で再認識した、人との出会いの大切さ
5.ゴールなき人生を楽しむ


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

終身雇用、副業禁止、転勤制度など、かつて日本企業の特徴であった制度や前提が崩れつつあり、職場の人間関係が以前ほど濃密なものではなくなってきている。地域社会のつながりも緩くなった。スマホの普及や価値観の多様化により、今や家族の団らんも少ない。そんな現代日本人は、潜在的にも、新たな人間関係、共同体を欲しているのではないだろうか。本書の著者で作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏は、新聞記者からフリーになってからの人とのつながり方を「浅く、広く、弱く」に変えた。その結果、職業、肩書きや年齢、住む場所などにしばられず、フェイスブックなどで知りあった多様な人たちと弱いが良好な関係を築き、生活や仕事を楽しんでいる。本書では、そんな自らの考え方と実際の生活、経験について語りながら、浅く、広く、弱いつながりこそが、これからの時代の人間関係のかたちではないかと問う。著者はテクノロジーから政治、経済、社会、ライフスタイルまで幅広く取材・執筆する。『そして、暮らしは共同体になる。』『キュレーションの時代』『レイヤー化する世界』など著書多数。

SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。