原題:Small is Necessary: Shared Living on a Shared Planet | Anitra Nelson 著 | Pluto Press | 320p

1.少ないほど豊かに
2.かつて人は小さく暮らしていた
3.都会でのアパート暮らし
4.アパートでの家庭生活とアフォーダビリティ
5.シェアハウスからエコ・コウハウジングまで
6.エコビレッジ
7.「私たちと一緒に踊ってくれますか?」
8.「市場へ、市場へ」
9.草の根の持続可能性、社会性、そして運営管理
10.「小ささ」は必要であり、シェアすることで実現可能に


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「エコ・コウハウジング」「エコビレッジ」といったサステナブル(持続可能)なコミュニティづくりが、欧州を中心に世界的に広がりつつあるようだ。共同住宅や地域の小規模で対等な「横のつながり」により、共有・協力することで環境への負荷を減らし、かつ低コストの暮らしを実現しようとする動きだ。本書では、エコ・コウハウジング、エコビレッジをはじめとする「居住」や「暮らし」に関わるエコロジーの新しい潮流を、多数の具体事例とともに紹介。資源の枯渇や気候変動、生物多様性の破壊などを防ぐには、小規模なコミュニティで住居や資源などを他者とシェア(共有)しながら暮らすライフスタイルが広がる必要があることを多角的に検証している。著者はオーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学アーバンリサーチセンター准教授。コミュニティを基盤としたサステナビリティ(持続可能性)、ハウジングなどを専門とする。

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