アンディ・ミア 著 | 田総 恵子 訳/稲見 昌彦 解説 | NTT出版 | 408p | 2,800円(税別)


日本語版序文 2020年東京オリンピックに向けて
はじめに デジタル文化がスポーツをアップデートする
1.スポーツとデジタルが共有するもの
2.eスポーツの三つの次元
3.オリンピックとデジタル革命
おわりに アップデートされたスポーツのゆくえ
解説 「スポーツ2.0」をめぐる日本のこれから(稲見昌彦)


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「eスポーツ」が流行しつつある。オンラインのデジタルゲームの対戦を競技スポーツと捉えて大会や賞金などの制度を整えたもので、オリンピック種目になる可能性さえ囁かれる。eスポーツをはじめ、デジタルと融合してスポーツが変化する現象=言わば「スポーツ2.0」が、いま世界中で起きているのだ。本書では、気鋭の英国人研究者が、この「スポーツ2.0」へのシフトが加速する現状を俯瞰し、スポーツ文化とゲーム文化、そしてオリンピック文化について哲学的に深掘りしつつ、デジタル社会の行く末、オリンピックをめぐるメディアの変容などを含み広範に論を展開。デジタル化の波を被らざるを得ないスポーツの未来を構想している。著者は英国マンチェスターにあるサルフォード大学教授。生命倫理を専攻し、テクノロジーと人間の行動変容を主な研究テーマとしている。

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