Civil War in China: The Political Struggle 1945-1949 2nd Edition | Suzanne Pepper 著 | Rowman & Littlefield Publishers | 545p

1.イントロダクション
2.終わりの始まり:日本からの奪還
3.学生による反戦運動
4.経済政策の失敗と政治的損失
5.告発:知識層による国民党批判
6.知識層による中国共産主義批判
7.農地改革の再開
8.都市への帰還
9.新たな出発:国民党から共産主義へ
10.内戦期の政治力学


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

政治的にも、経済的にもますますプレゼンスが高まる「中国」。この大国についてより深く知ることは、グローバルな競争環境に身を置くビジネスパーソンの優位条件になりうる。中国の近現代史で注目すべきものの一つが1945年からの「国共内戦」。現在の共産党一党支配を決定づけた出来事だからだ。本書では、第二次世界大戦終戦直後から中華人民共和国が樹立されるまでの4年間、中国国民党と中国共産党が争った「第二次国共内戦」と、その当時の社会・経済状況、知識人や学生の反応、共産党による農地改革などを分析、考察している。そこからは、国民党が中国大陸における表舞台を降りざるを得なかった理由、なぜ共産党が民心を把握できたのか、そして現代中国にもつながる政治力学などをうかがい知ることができる。著者は香港を拠点に活動するジャーナリスト、著述家で、香港中文大学名誉フェロー。

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