柳澤 大輔 著 | プレジデント社 | 176p | 1,400円(税別)

1.資本主義が面白くなくなった?
2.何をするか? 誰とするか? どこでするか?
3.なぜ人はカマコンに夢中になるのか?
4.鎌倉資本主義をかたちにすると?
5.地域資本主義はどこにいくのか?
6.テクノロジーで何ができるか?


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

先進国を中心に深刻化する格差などへの懸念から、現在の資本主義に限界を感じる人は少なくないのではないか。ではそれに替わる新しい資本主義として、どんなものが考えられるだろう。「面白法人カヤック」の柳澤CEOはそれを、3つの「地域資本」で構成される「鎌倉資本主義」であるべきと主張する。本書では、面白法人カヤックが本社を構える鎌倉において、同地に拠点を置くベンチャー経営者らとともに立ち上げた地域団体「カマコン」での議論(ブレスト)から生まれた「鎌倉資本主義」のコンセプトを、「まちの社員食堂」などの具体的な取り組みとともに紹介している。従来の財や生産性など経済価値の他に「人のつながり」や「自然や文化」をも重視し、指標化する鎌倉資本主義は「人の幸せ度」の最大化をめざす。面白法人カヤックはゲームアプリ、キャンペーンアプリ、ウェブサイトなどでオリジナリティあふれるコンテンツを多数発信するIT系ベンチャー企業。著者は同社を学生時代の友人とともに1998年に設立、代表取締役CEOを務める。

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