北野 唯我 著 | 日本経済新聞出版社 | 272p | 1,500円(税別)

1.才能ってなんだろう
2.相反する才能
3.武器を選び、戦え
解説
ブログに寄せられた感想
ブログ「凡人が、天才を殺すことがある理由。」


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

多くの企業には、さまざまな「才能」が混在する。それらが互いに支え合い、補完し合いながら事業を成長させられるのが経営の理想だろう。ところが、実際には相互の無理解によるコミュニケーションの断絶、人間関係の悪化が起こり、才能を“殺し合う”組織も少なくないようだ。どうすればいいのだろう? 本書では、社内の人材を「天才」「秀才」「凡人」の三つに大きく分け、それぞれ「創造性」「再現性」「共感性」の才能を持つとするユニークな理論を、ストーリー仕立てで解説。イノベーションや変革をリードする少数の「天才」は、大多数を占める「凡人」の理解を得られず、排斥される=“殺される”ことが起こりがちなのだという。そうした企業内の人間関係が経営に影響するメカニズムを描写するストーリーは、創業15年ほどのテクノロジー企業が舞台。「天才」としてのカリスマ創業社長、「秀才」として中途入社で実務を担うCFO、そして「凡人」である主人公の広報担当社員が登場する。著者は、元ボストンコンサルティンググループで、ワンキャリア最高戦略責任者、レントヘッド代表取締役。本書は、著者の大人気ブログ「凡人が、天才を殺すことがある理由。」の書籍化である。

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