岩田 昭男 著 | NHK出版(NHK出版新書) | 216p | 780円(税別)

序.ドキュメント「ペイペイ祭り」
1.現金の壁を突破せよ!―キャッシュレス狂騒曲
2.キャッシュレス社会はアメリカで始まった
3.キャッシュレス先進国に躍り出た中国
4.「信用スコア」の衝撃
5.GAFAがすべてを支配する―狙われる個人情報
終.データ監視社会で身を守る


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

諸外国に遅れをとるものの、ここにきて百花繚乱のごとく続々と登場している日本の「キャッシュレス決済」。IT各社や携帯キャリア、金融機関、はてはコンビニまで参戦しようとしている。政府の方針も後押しするが、果たしてどこまで普及するのか。個人情報流出の懸念は死角にならないのだろうか。本書では、アップルペイやアンドロイドペイから始まり、ペイペイ、LINEペイ、楽天ペイなどの「QRコード決済」の登場で一気に広がった「スマホ決済」を中心に、日本のキャッシュレス事情を概観。その上で、今後、どのような「キャッシュレス社会」が望ましいかを論じる。さらに個人情報の問題に言及し、それに関する最新の動きを追っている。著者は消費生活ジャーナリスト。月刊誌記者などを経て独立し、NPO法人「消費生活とカード教育を考える会」理事長も務める。クレジットカードについては30年にわたり取材を続けている第一人者でもある。

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