『大麻 禁じられた歴史と医療への未来』
長吉 秀夫 著 | コスミック出版(コスミック・知恵の実文庫) | 309p | 730円(税別)

1.劇的に変わってゆく世界
2.医療大麻で命を救え
3.カウンター・カルチャーとしての嗜好大麻と禁止の歴史
4.21世紀の産業大麻
5.日本の中の大麻文化
6.日本の大麻取締法


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

芸能人など「大麻」の不法所持による検挙者が後を絶たない。日本では法律で大麻の所持および輸入は一切禁止されている。一方で大麻は、難病の治療などに有効であるとともに、衣料やプラスチック原料といった産業用にも広く使われている。大麻の功罪については、慎重に正しい知識を持つ必要があるだろう。本書では、大麻とは何か、その規制の歴史と社会の動き、医療をはじめ、繊維や建材、食品、プラスチック、エネルギーなど幅広い用途への可能性などを幅広く解説。大麻の薬用成分には、精神を高揚させるTHCの他に、難病を含むさまざまな疾病への治療効果が認められるCBDがあり、最近になってそのポテンシャルが証明されたことが、一部の国や地域での大麻合法化の動きにつながっているようだ。著者は、舞台プロデュースの傍ら、民族文化、ストリート・カルチャーなどを中心に執筆するノンフィクション作家。

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