「プレッシャーやストレスへの反応に見る「女性活躍」の大事なポイント」
Eve Poole 著 | LID Publishing Ltd. | p22-25


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各企業に「行動計画」が求められる段階に入った、日本政府による「女性活躍推進」。より実効性を高めるためにも、働きやすい環境整備にとどまらず「どのように活躍するか」の視点をもって取り組む必要があるかもしれない。
そのヒントの一つになると思われるのが、女性ならではの「ストレス反応」だ。

『Dialogue』誌本号の特集「Women leaders」を構成する本記事では、職場におけるジェンダー差別の主因に「偏見」があることを明らかにするとともに、プレッシャーやストレスに対し女性が、「戦うか逃げるか(fight-or-flight)」反応よりも、「思いやりと絆(tend-and-befriend)」反応をしがちであることを指摘。
そうした女性ならではの特性に沿った、これまでの男性優位を前提としたステレオタイプのリーダーシップ養成とは異なるプロセスが必要であると論じている。
筆者のイヴ・プール氏は、デロイトに勤務した後、英国のアシュリッジ・ビジネス・スクールで教鞭を執る。女性活躍について発信を続けている。著書に“Leadersmithing: Revealing the Trade Secrets of Leadership”などがある。

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