『欧米から見た 中国「一帯一路」の現状とその行方』
原題:Belt and Road: A Chinese World Order
Bruno Maçães 著 | Hurst & Co Ltd | 228p


1.「一帯一路」とは何か
2.「一帯一路」の要点
3.「一帯一路」と世界経済
4.「一帯一路」と世界政治
5.「一帯一路」後の世界


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

中国・習近平主席による改革の中でも、もっともスケールが大きい政策が「一帯一路」と言える。
陸路と海路の「現代版シルクロード」に沿って、インフラ整備や貿易拡大、経済援助などを通して諸外国(現在120カ国以上)と連携する構想だ。米中貿易戦争が激化する中、中国の世界戦略を知る上で押さえておくべきだろう。

本書では、グローバル社会のインフラ、農業、デジタル経済、観光、政治、そして文化など、多岐にわたる分野に影響を及ぼしうる「一帯一路」構想について、その概略から世界経済や地政学との関係、現状の懸念点や噴出する問題、考えられる「一帯一路後」のシナリオなどを網羅的に解説。
一帯一路からうかがえる、世界秩序を再編しその中心的存在になろうとする中国の野望と、それによって生じつつあるさまざまな摩擦を明らかにしている。
著者のブルーノ・マサンエス氏は、米国シンクタンク、ハドソン研究所のシニアフェロー、および英国コンサルティング会社、フリントグローバルのシニアアドバイザーを務める。
2013年から2015年までポルトガルの欧州担当外務副大臣も務めた。

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