『2020年からの新しい学力』
石川 一郎 著 | SBクリエイティブ(SB新書) | 224p | 830円(税別)


序.真に必要な「学力」が見失われている
1.2020年大学入試改革にはじまる「教育改革」の“落とし穴”
2.生徒たちの「学力」の現状とは?
3.こんな学校に子どもを預けてはダメ
4.こうすれば子どもの学力は伸びる
5.子どもが必ず身につけるべき三つのこと


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

日本の教育を大きく変えると期待される、2020年から始まる大学入試制度改革と学習指導要領の改定。
未来の日本、そして国際社会を担う子どもたちは、それによりどのような「新しい学力」を身につけるのだろうか?
その学力は、予測不能な変化を続ける社会の変化に対応しうるものなのだろうか?

本書では、2020年からの教育改革について、問題を指摘しつつも、グローバル化やICT化、AI開発の本格化などにより「何が起こるかわからない」未来に対峙するための論理的思考や創造的思考にも配慮するものとして期待を寄せる。「ブルーム・タキソノミー」という米国の教育学者による学力分類法を基にした「思考コード」をツールとして新学習指導要領や大学入試改革を分析。
そしてそれを踏まえて、現在と未来に求められる「新しい学力」のかたちを提言している。
著者は「聖ドミニコ学園」カリキュラム・マネージャー、「香里ヌヴェール学院」学院長、「21世紀型教育機構」理事。
前・かえつ有明中・高等学校校長で「21世紀型教育」を研究、教師の研究組織「21世紀型教育を創る会」を立ち上げ幹事を務めた。

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