『プラスチックの現実と未来へのアイデア』
高田 秀重 監修 | 東京書籍 | 144p | 1,700円(税別)


1.ポスト・プラスチックの未来へ
2.プラスチック――その不都合な現実
3.ポスト・プラスチック社会の模索の中で
4.未来へのアイデア スマートな循環型社会へ


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「プラスチック」の環境に与える深刻な影響が、日本のメディアでも伝えられるようになってきている。
2018年6月に開かれた第44回G7サミットでは、各国の自国でのプラスチック規制強化を謳った「海洋プラスチック憲章」が発表され、EUをはじめとする国や地域、国際機関で取り組みが加速している。

本書では、私たちの暮らしやビジネスに必須の材料であるプラスチックの害毒、とくに、廃棄プラスチックごみが海洋に流れ込み、細かく砕けて魚や海鳥などの体内に蓄積する「マイクロプラスチック」の問題を中心に深刻な現状を報告。
警鐘を鳴らしつつ、対策のためにどのような取り組みが進められており、どういう方針で臨むべきか、といったさまざまなアイデアを紹介する。
監修者の高田秀重氏は、東京農工大学農学部環境資源科学科教授。
環境中における微量有機化学物質の分布と輸送過程をテーマに研究を続けており、国連の海洋汚染専門家会議のグループメンバーとして、世界のマイクロプラスチックの評価を担当。
本書は、高田教授の監修のもと、危機感を共有するライターなどの有志が手分けをしてリサーチしまとめた緊急レポートである。

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